67II SMC PENTAX 67 55mmF4 1/15秒 f22
夜明けの閃光 本栖湖の湖面に映る朝日の写真が撮りたくて 夜明け前から三脚に67IIをセットして待機していました。 こういう風景では、やはり67の画質がものをいいますね。 ペンタックスのレンズは逆光に強く、太陽を画面に入れても ゴーストやフレアーが全くといっていいほど出ません。 冬の富士山の撮影では、極寒の条件になることもありますが、 67IIはいつもスムーズに作動し、安心して使えます。
ヒロ難波(41歳・平塚市)
澄み切った風景の中、無音の湖に朝日がきらめく瞬間。 こういう写真は、本当に短い時間の勝負です。 撮影者はずいぶん富士山に精通しているのでしょう。 季節も、ポジションも、タイミングもベストですね。 寒さをこらえて朝日を待ち、自分の気持ちを絞り込んで 一瞬に集中する。そんな姿が目に浮かびます。 構図のバランス、太陽の位置、全体の濃淡など、 すべてに撮影者の神経が行き届いていますね。 逆光に輝く前景のすすきをシャープに写しているのも 自分の目で見たままを表現する姿勢のあらわれです。
中村 正也